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2025年01月06日

骨粗鬆症 症例(60歳女性)

主訴:右手のしびれ。腰痛。膝関節痛。

経過
:約2年前に右手のしびれを自覚したため、病院を受診した。頸椎レントゲン検査で第4頸椎の圧迫骨折を認め、頚椎症と診断された。以後症状は安定していたが、最近腰痛や膝関節痛を認めることがあり、検診で骨塩量を測定したところ、骨密度は同年齢の女性の平均値と比較して88%しかなく、加療が必要と説明を受けたため、治療目的にて来院した。

治療
:側臥位にて45分、5台全身照射。
後頭部(BD)、腰
部(BD)、腹部(BD)、膝関節(AB)、足裏AB

経過
:在宅での光線療法を毎日続けながら、月に1、2回来院し、全身照射を施行した。約ヵ月経過した頃から右手の痺れは明らかに軽減し、ヵ月後に実施した骨塩量の測定で、骨密度はほぼ平均値まで回復していた。

解説
骨粗鬆症は骨量の減少と骨微細構造の破綻をきたす代謝性疾患で、骨が脆くなり、骨折しやすくなる状態と定義されています。骨量は成長にともない増加し、30歳近くで最大となりますが、50歳を過ぎると徐々に減少します。女性では閉経による女性ホルモンの急激な低下により、約10年にわたり急速に骨量が減少するのに対し、男性は生涯を通じて徐々に減少します。、骨量が一定の値を下回ると、椎体骨の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などの病的骨折のリスクが高まります。骨粗鬆症予防の最終目的は骨折の予防にありますが、各個人が有する危険因子を明らかにして、危険因子を取り除くことです。栄養バランスのよい食事と日光浴や適度な運動を心掛けましょう。さらに加えて、毎日の光線療法を日課にすることにより、確実に骨粗鬆症の予防効果を期待できます。
医学博士 宇都宮正範

<サロンより>
・骨粗鬆症を発症していたり、骨密度で指摘を受けている場合は
 光セラピー全身コース・週1~2回
・予防を目的とする場合は
 光セラピー全身コース・月1~2回
がめやすとなります。

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